一般社団法人アンカー健全度協会ロゴマーク

アンカー維持管理の概要

地下水の侵入・滞水について

自由長シースとプレートが密着していないため腐食が進行

地下水侵入のメカニズム(1)

地下水侵入のメカニズム(1)

水密性が確保されていないと、アンカーキャップ内に水が浸入し、防錆油が流出してしまうため、金属部材であるアンカーヘッド、クサビ(赤色着色部)は錆が進行する。

地下水侵入のメカニズム(2)

地下水侵入のメカニズム(2)

施工時の傷やクラックから水がアンカー内に浸入すると、鋼線やシースを伝って水がアンカーヘッド方向に移動する。これは、定着部とアンカーヘッドに水頭差が生じているからである。

地下水侵入のメカニズム(3)

地下水侵入のメカニズム(3)

鋼線を緊張すると、アンカーの定着体部の支持方式に限らず、グラウトには確実にクラックが入る。水は髪の毛ほどの隙間があれば確実に浸入し、鋼線を伝って地表方向に移動する。

境界部とは、定着長部の水を自由長部に浸入させないよう特殊加工している部分であるが、「水圧作用を考慮しているか」が、水の浸入に大きく影響する

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